タデ科の一年草。高さ四〇~七〇センチ。茎は赤みを帯び、葉は心臓形で先がとがる。夏または秋、白色や淡紅色の花びら状の萼(がく)をもつ小花を総状につける。実は三角卵形で緑白色、乾くと黒褐色になり、ひいてそば粉を作る。中央アジアの原産で、古く渡来し栽培される。
そばむぎ。くろむぎ。《季花=秋》
この写真は当店近く、湯川と言う地籍の蕎麦畑と茅葺の家
そば粉につなぎを加え、水でこねて薄く延ばし、細く切ったもの。ゆでてつけ汁につけたり、汁をかけたりして食べる。
もともと蕎麦は食物があまり育たないやせた土地の作物で、日本人の昔からの大事な食料と聞いております。
特に信州では標高が高いため、新潟の水田の様に美味しいお米はたくさんとれず、米の育たない土地には蕎麦を栽培したとおじいちゃんから聞きました。
そばは、その時の温度、湿度などによって出来上がった時の旨さが違うので、神経を使います。
蕎麦にも昔ながらの蕎麦、都会の人に好まれるさっぱりとした蕎麦、いろいろですね。蕎麦はそれぞれのお店で味が違いますので、それぞれの味で、それぞれの食の楽しみができると思います。
蕎麦つゆは大事です。蕎麦と蕎麦つゆが合体して、また美味しさが出るのです。
つゆにも打ちと同じ位神経を使います。